第43回国内ホーム見学ツアー
高齢者住宅経営者連絡協議会(以下高経協)は施設類型やジャンルを問わず様々な高齢者住宅・施設を運営する事業者の団体です。高齢者住宅・施設の抱える課題や制度の在り方を事業者の立場から社会提言をし、高齢者住宅業界の認知度を高め、良質な住まいを提供するために活動しています。この高経協のイベントの一つ「リビング・オブ・ザ・イヤー(以下LOY)」では、日本国内の高齢者住宅・施設から応募を募り、一般消費者も参加する審査によって最も優れた高齢者住宅を表彰します。それにより高齢者住宅の一層の品質・安全の向上、高齢者住宅業界の発展に寄与することを目的としています。今回は、LOY2018でファイナリストの残った7ホームの内、計5カ所を2回に分けて訪問し、「終身にわたり、尊厳ある暮らしをささえる」をテーマとした連続見学ツアーを企画しました。
1ヶ所目は株式会社クラーチ「クラーチ・ファミリア古淵」に伺います。2015年5月オープンの73戸、介護付有料老人ホーム(以後介護付)。独自開発のソフトウェアを利用し、業務の効率化とモラルの向上に役立っています。職員研修も定期的に開催、またこちらも独自開発の認知症リスク低減プログラムを活用、カフェラウンジでの認知症ケアの対応力の高さは定評があります。
2ヶ所目は社会福祉法人伸こう福祉会「クロスハート石名坂・藤沢」に伺います。今回のLOY2018大賞ホームです。2010年オープンの介護付で70戸、こちらではご入居者と同じ食事をいただきます。
平成29年健康寿命延年産業創出推進事業に採択された「仕事イキイキ高齢者寿命延年事業」の実施により、入居者の役割と生きがい、趣味の創設を図っています。働けるホームとして入居高齢者の「役割」「収入」「自立支援」につながっています。
- 2018 / 11 / 26